常に時間を意識して行動する

連続運転時間や休憩時間を知る

運転には「連続運転時間」というものが定義されています。連続運転時間とは「10分以上、連続して運転する時間」のことです。基本的にドライバーの運行計画は、この定義に沿って作成されることがほとんどです。では、連続運転時間の定義とはどういったものなのでしょうか。定義としては、連続運転時間は2時間程度とされています。2時間運転の後は、10分以上の休憩が必要です。トラックのドライバーなど、高速道路の場合は、おおむね2時間を超えないようにSAやPAでの休憩が計画されています。 次に、休憩時間ですが、「旅客自動車運送事業運輸規則」において、連続運転4時間ごとに30分の休憩をするように定められています。また、500km以上の長距離運転の場合、1時間以上の休憩をとるように定められているのです。ただし、この1時間の休憩は20分以上で分割することが可能です。

運行経路は可能な限り同じにする

ドライバーには、「運行計画表」というものがあります。例えば、トラックドライバーの場合は、運行経路は可能な限り同じにしています。そうすることで、目的地までのおおよその時間を把握することが可能だからです。タクシードライバーなど近距離が多い仕事でも、大体の所要時間の把握をするため、運行経路や安全に待機できる場所を把握しておくことで、余裕をもった運転をすることができます。 ここで注意したいのは、道路や天気の情報です。工事や事故、天候の悪化などで時間が異なる場合があります。そうしたイレギュラーな対応ができるように、日々の道路や天気の情報チェックは欠かせません。もしもの時を考えて、余裕をもった運行計画を立てておくことでイレギュラーな対応にも冷静に対応することができるでしょう。

ドライバーの派遣会社は、マイクロバスや乗用車をつかって人を運ぶため、普通免許ではなく2種免許が必要となります。